兵庫県住宅再建共済制度(フェニックス共済)は、阪神・淡路大震災で学んだ教訓「助け合い」の大切さを生かし、兵庫県が条例に基づき実施する信頼の制度です。平常時から資金を寄せ合い、災害発生時に被災した住宅の再建のために住宅所有者が相互に支え合う「住宅再建共済制度」と、早期の生活の再建を目指して県民が互いに助け合う「家財再建共済制度」とにより、自然災害への「備え」を充実させています。小さな掛金(共済負担金)で確かな住まいの安心を手に入れませんか。
全国に先駆けて住宅再建共済制度を平成17年9月からスタートしました。
フェニックス共済の特色
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- 貯蓄・地震保険などの「自助」や、公的支援(「公助」)の限界を埋める、新しい「共助」(住宅所有者間の相互扶助)による住宅再建支援の仕組み。
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- 小さな負担(年5千円)で、大きな安心(住宅の再建に600万円)を確保。
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- 住宅の規模・構造や老朽度に関係なく、定額の負担で定額の給付。
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- 異常な自然現象により生じる、あらゆる自然災害を対象。(例)暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火 等
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- 財産の損失補てんの考え方にもとづく損害保険制度(地震保険など)と異なり、被災後の住宅の再建を支援する仕組み。(地震保険等との併用可(注1)。ただし、本共済は地震保険料控除の対象になりません(注2)。)
注1)フェニックス共済は地震保険等と併用できます。
財産の損失補てんの考え方にもとづく損害保険制度(地震保険など)と異なり、被災後の住宅の再建を支援する仕組みです。民間の損害保険、JA共済、全労災等他の保険・共済に入っておられてもご加入できます。(ただし、地震保険料控除の対象にはなりません。)
注2)給与所得者に係る年末調整(地震保険料控除)について
平成19年度から、これまでの損害保険料控除にかわり、地震保険料控除が導入されましたが、財産の損失補てんの考え方に基づく損害保険制度(地震保険など)と異なり、本共済制度は被災後の住宅の再建・補修等を支援する仕組みのため地震保険料控除の対象になりませんのでご留意ください。
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- 大規模災害の発生により、一時的に共済積立金が不足する場合には、条例の規定により、県の損失補償のもとで、(公財)兵庫県住宅再建共済基金が、金融機関から所要額を借り入れ、共済給付金を給付。